天才と凡人の違い

天才と凡人の違い 分類
天才と凡人の違い

 最近、ニートは天才とは真逆の存在のようで、実は結構近いところがあるんじゃないかと思うことがある。

 例えば、天才達は、物事に取り組む際に何をすればいいのかがあっという間に分かる。

 一方、ニートは危機回避能力が高いので、何をしてはいけないかがあっという間に分かる。これはもうニートは天才の親戚と言っても過言ではない。

 天才というのは理解できない存在という意味合いがあるために、具体的に彼らを説明するのは不可能であり、また人によって定義が異なるので、いざ「天才とは何か」「凡人との違いとは」ということについて話そうとしても、話し合いがこじれがちだ。

 そうして天才たちの性質が隠れてしまうのは、あたかも、「勉強? 俺全然してねえわ」と煙に巻かれるのと同じことで、なんだかモヤモヤする。

 そこで、この話題に関連して出てくる、努力、環境、遺伝の3つ言葉を基に「天才と凡人の違いについて」を考えてみる。

 例えば、努力と天才の2つを組み合わせると、努力の天才という最もホットな話題になるし、他にも凡人の努力という生産性の話題や環境と遺伝という生物学チックな話も出来る。

努力の天才

 これは天才と凡人を語るうえで最も話題にあがる。努力の天才は天才と凡人の中間的な存在なので天才を語るのにちょうどいい。

 僕が思うに努力の天才は「努力が苦じゃないというタイプ」と「効率的な努力の方法論が分かるタイプ」の2つに分かれる。


 部活で言えば、前者は朝練、帰宅後の練習を当たり前のようにこなし、筋トレの回数をごまかしたりせず、むしろ1回多くやればお得だな、みたいな人間(こういうやつは大抵坊主頭)。

 後者は日々の練習に懐疑的で、隅の方で謎のステップの練習をひたすらしていたり、フォームの自撮りばかりしている人間(こういうやつが全然勉強してねえとか言う)。

前者は宿題を写させてくれるが、後者は写させてくれない、むしろ写させてくれと言ってくる。

 なぜなら、前者は量こそがすべてであり、宿題を写すなんて言うのは練習量を低下させるだけで、マイナスな行為、また、自分さえ前に進めればいいので答えを教えることに抵抗がない。

 後者は効率こそが全てであるので、宿題とはいかに早く終わらすかのタイムアタック用であり、出来れば写そうとするし、他人に写させても自分の効率は上がらないので写させない。後者もまたある意味での努力の天才だと思う。

凡人の努力

 とにかく効率が悪い。成功するかどうかではなく、自分が満足するかばかり考えている。ここが良くない。すぐ満足してしまう。

 本屋に行くと、結局やれということしか書かれていない謎の自己啓発本を買ってしまう。蛍光ペンで線を引いてみたりするが、見返すことは二度とない。

 いい感じのサボテンを買うも水やりを完全に忘れ、枯らしてしまう。そして「サボテンを枯らしちゃった私」というエピソードを披露しがち。

 あえて2つに分けるなら、自分の努力が報われるものか、そうでないかを分かっているかどうかだと思う。

環境と遺伝

 「努力は天才に勝つ」という人たちがいる。それに対して「天才も努力をしている」と言う人たちがいる。

 僕が思うにこの話で重要なのはそこじゃない。天才は生まれながらにして優秀な遺伝子だけでなく、優秀な環境もセットでついてきている。

 ゆえに同じ努力に対する効果すらも平等ではない。ここが重要だと思う。

 あるミュージシャンがいたとする。そのミュージシャンは歌唱力のあるアイドルと結婚した。そして生まれた子は当然、両親の素晴らしいノド、ビジュアルを受け継ぐ。ここまでは遺伝の範囲、天性の範囲である。

 しかし、そこには生まれながらに豪華なスタジオ、正しく調律された楽器、業界きっての凄腕のプロデューサーがいたりする。そのくせ、親に反発して麻薬をやったり、吸い過ぎたバンドメンバーが死んでしまったりして、俺にも暗い過去があんだよ、という顔をしたりしなかったりする。

 こういうのは努力云々の話じゃない。天才と凡人の違いを努力だけで説明するのは無理で、2人が何をしたかではなく、どんな場所でどんな遺伝子かの方が、圧倒的に違いをもたらす。

 努力が才能に勝るのは準決勝までであり、決勝は環境と遺伝に優れていたかどうかなのではないだろうか。

ニートと才能

 僕らはこの天才と凡人という話題をしがちだ。自分の才能に関心があるからだろう。

 ニートに共通してある才能は危機回避能力。僕らは家にいることで数多の危機を回避している。殺されるとしたらそれは自分自身の手だろう。これは滅多にないことだと思いたい。
 他にあるとしたら、人の欠点を見抜く才能とかじゃないだろうか。初めは口から出まかせに悪口を言うが、それでは相手にダメージがいかない。

 相手を傷つけるために段々と本当の欠点を言い当てるようになる。最終的には本人しか気にしていないようなナイーブなところも言えるようになる。これは相当傷つく。

 僕らニートはその能力をその誰にも気づかれない悲しみに気づいてあげられる能力として活かせばいいのかもしれない。

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