【悲報】FPS脳の僕 ストレス疲れで頭痛になるもFPSやめられない

水に溶けたティッシュみたいな雲 日記

 2019年11月18日 晴れのち曇り。室温25℃(暖房あり)

 最近のゲームは臨場感がすごい。グラフィックやサウンドがどんどん現実に近づいてきている。

 僕はFPSをやるのだけど、思わず本当に撃たれたような気分になる。

 特にFPSが上手い人は、物陰からサッと出てきて容赦なく撃ってくる。これが心臓に悪い。

 中には「こいつ、本当に人間なのか?」というほど上手い人がいる。

 そういう人は、僕が操作するキャラクターの頭に銃弾を正確にぶち込む。いわゆるヘッドショットだ。

 そういう人には勝ちようがない。敵地に行くには道が他にも何通りかあるから、よみがえった僕はAではなくBの道を選択する。

 しかし、その選択はなぜかバレていて、サッと出てきたその人に頭を撃ち抜かれる。

 (あえてもう一回同じ道を行ってやる)、と揺さぶりをかけても、やっぱり行く先の道にその男が待っていて、「まさか、エスパーなのか?」と疑う。

 その男は、時には背後から現れ、時には遠く離れた窓に狙撃銃を持って現れる。

 そして容赦なく僕の頭を撃ち抜く。

 これはかなりストレスがたまるのだけども、なぜかコントローラーから手が離せない。

 「やめたくてもやめられない」これがFPSの恐ろしいところだ。

 しかし、唯一、やめざるを得ないことがある。

 それは疲れからくる頭痛だ。

 ゲームの中の出来事とはいえ、何度も頭を撃ち抜かれ、しかもそれが毎日。

 すっかりFPS脳になってしまった僕の脳はとうとう「もしかして本当に撃ち抜かれているのか?」と勘違いし、ひどい頭痛を呼び起こす。

 相当に痛む。これはもう疑似ヘッドショットである。

 疑似ヘッドショットを受けた僕は電源を切り、負傷した兵士さながら横になる。

 それでも頭痛は治らない。

 「リスポーンしてえ」と思うほどの痛みだ。

 引きこもっている部屋はなんだか暗く、よどんでいるようだ。

 僕は「もしかして酸欠なのか?」と疑問を抱き、閉め切っていたカーテンと窓をかなり久しぶりに開ける。

 すると、冷たい風が部屋に吹いてくる。

 え? 冬?

 FPSに夢中だった僕は季節の移り変わりに全く気付いていなかった。

 おそるおそる見渡すと、僕の近所はもうなんか年末年始っぽい雰囲気になっていた。

 僕の脳内では「B’z いつかのメリークリスマス」がなぜか流れ始める。

B'z いつかのメリークリスマス (Copy)

 まじか、はぁ……

 窓際で横になる。

 空には微妙な形の雲。

 水に溶けたティッシュみたいな雲だ。

 窓の下に隠れるようにして寝て、その雲を見上げる。

 近所の人に見られないようにするためだ。

 あるいは、無意識にスナイパーに狙撃されないようにしているのかもしれない。

 時は夕方、夕陽も差し込んでいたのだけども、なにせ水に溶けたティッシュ雲なので、夕陽のオレンジが映えない。

 しばらく雲を眺め、僕はいい歳してこう思った。

 「雲の上、行きてえ」

 まじバカだ。

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