ニートにおすすめのアニメ3選【アニメ中級者向け】

ニートにおすすめのアニメ3選【アニメ中級者向け】 アニメ
ニートにおすすめのアニメ3選【アニメ中級者向け】

 前回はあまりアニメを見たことのないニートへのオススメとして、「ARIA」「あの日見た花の名前を僕らはまだ知らない」「花咲くいろは」の三つを紹介した。

まだ観たことがない人はまずそちらから観ることをおすすめする。

 その記事はこちら ニートにオススメのアニメTOP3【アニメ初心者向け】

 今回はある程度慣れた人向けにおすすめのアニメ3選を紹介、レビューしたいと思う。

 前回よりもニートかつアニメ中級者向けという点に特化した内容となっている。

秒速5センチメートル

「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)

あらすじ

 小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。

そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。

貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。


公式サイト https://www.cwfilms.jp/5cm/story/

 2016年、「君の名は。」によって世間の話題をかっさらった新海誠監督が2007年に制作した短編3話の連作構成の映画。

 新海誠監督と言えば、絵画のように繊細で美しい背景を描くことで有名。この作品にもその特徴が活かされ、登場人物の一つ一つの体だけでなく心の動きまでも際立たせている。

 そんな、美麗なアニメーションをこの作品にも観ることができるけど、この作品の最も注目する点は、人間の心の動きにある。

 タイトルにあるように、この作品は時間と距離の表現に徹底していて、それは人間の心も例外ではない。

 人間の心の時間と距離を少年と少女の恋愛を通してかなり現実的に表現している。

 そのため、アニメ作品にありがちなご都合主義の展開がほとんどなく、完全に大人向けな作品である。

 観終わった人に全員に共通するであろう感想はおそらく「むなしい」の一言。主人公に共感し過ぎてしまうと”死にたくなる”ほどの切なさがある。

 映画をその日だけ楽しんで翌日には忘れたいような人は「何のためにこの映画を作ったんだ」と言いたくなるだろう。

 そんな風に都合のいいようにいかない主人公の心情やエンディングなどを巡って否定的な意見もあるけど、それは“むなしさ”が良いものなのか悪いものなのかについて意見が割れているだけで、それを問いかけた作品としての良さに間違いはないだろう。

 しかし、あまりに真剣に見てしまうと、”死にたくなる”ので、もし深刻なダメージを受けてしまったら、男女の違いを表した作品と割り切って深く考えないことをオススメする。

 中級者といえども、ちょっと精神的に調子の悪い人は視聴を控えたほうが良いかもしれない。

NHKにようこそ!

©2006 N・H・Kにようこそ!製作委員会
NHK ni youkoso! – OP [Creditless] (NHKにようこそ!)

あらすじ

大学中退以来、外出するのはコンビニに行く時だけ。
友人の数はゼロ。
睡眠時間 一日十六時間。
そんな生活が四年目に突入する佐藤達広 22歳。

彼は気づいてしまった。
大学を中退したのも、無職なのも。
六畳一間のアパートから出る事ができないのも。
すべて巨大な悪の組織、N・H・K(日本ひ○こ○り協会)の仕業なのだと!

そんな佐藤くんの前に、突如、現れた美少女中原 岬。

「あなたは、私のプロジェクトに選ばれました」

そう言いながら岬ちゃんが差し出したのは・・・。
今の生活から脱出し、社会復帰するためにサポートしてくれるという、信じられない契約書だった!
果たして、佐藤くんは先の見えない現状を打破できるのか?
そして、岬ちゃんの正体とその目的は?
これもまた、N・H・Kの陰謀なのか!?

公式サイト http://www.gonzo.co.jp/works/nhkniyoukoso/

 ここでいうNHKとは日本放送協会ではなく、日本ひきこもり教会の略である。

 というように、この作品は主人公がひきこもりであり、ひきこもりの生活と葛藤がテーマとなっている。

 正直なところ、ニートがニートのアニメを見るという行為は、かなりの直球で危険である。しかもこの作品はよくあるただの導入だけのために設定だけがニートな作品とは異なり、リアルなひきこもり生活(平成初期)を正面から描いている。

 親、自殺、社会、陰謀、そういった描写による行き過ぎた共感は痛々しいほどの実感、現実感を生み、観ていてリラックスできるアニメとはいえないだろう。

 また、物語に登場するヒロイン「岬ちゃん」は、とても魅力的で主人公に即した理想のキャラであり、しかも”萌え”を知り尽くした視聴者をうならせる心理的トリックまで備わっている。

 そんなヒロインは物語には登場するけど、現実には登場しない。視聴者はその事実にも悩まさせられる。

 だから、引きこもりが題材だからといって、この作品を安易に見るのは中々に危険だ。見る人によっては自分の意識から切り離せなくなるほどダメージを追う可能性がある。

 しかし、それでもこの作品には見る価値がある。

 アニメとしてひきこもりニートの生活を視聴することで、自身の生活を新たな視点で見つめなおすことができるし、引きこもり生活を面白おかしく描くこの作品を通して、自分を自虐的かつ客観的に見る力を身につけることができる。

 これはニートとして生きるのに必要な自分の立ち位置を見極める力にもつながる。

 防御力やユーモアに自信のある中級者におすすめのアニメだ。

ゆるゆり

©なもり/一迅社・七森中ごらく部
【ゆるゆり】「ゆるゆり さん☆ハイ!」PV

あらすじ

 旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続ける4人組。

 それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。

 愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリー。


公式サイト http://yuruyuri.com/1st/story/index.html

 タイトルにあるように、ゆるいゆり(百合=女性同士の恋愛)がテーマの日常系アニメ。原作はコミックゆり姫で連載中の漫画。

 ゆるいというように恋愛物ではなく、キャラクター同士の関係は友情に近い。

 そのため、百合に対して苦手意識のある人でも楽しめることができる。

 それは「ゆるいから」だけではなく、この「ゆるゆり」という作品にしっかりとした一線がひかれているためでもある。

 例えば、百合が題材なだけに、男キャラは一切出てこない。キャラクターの日常に害をなすような人物は全く登場せず、視聴者はその一線の手前からキャラクターの日常をひたすら眺めることになる。

 そして、ゆるゆりの日常は、同系列のアニメにありがちな「キャラクターの個性や萌えに頼り切る」「ひたすらシュールな要素を取り入れてごまかす」ようなことはなく、軽快なギャグを軸にして展開される。

 不慣れな人にとっては、画面の向こうで全く関係のない人が関係のないことをしているように感じるかもしれない。

 しかし、一度キャラクターの個性を知れば、その魅力に夢中になることができる。

 ゆるいゆりというように、キャラクター同士の組み合わせが数多く存在し、キャラクターの個性を最大限に楽しめるような仕組みになっているからだ。

 また、アニメは三期まであり、ova(オリジナルビデオアニメーション)も制作されている。サイドコンテンツの幅も広く、日常アニメの終わり特有の、”視聴者だけ置き去りにされる”感覚に悩まされることはない。

 この作品は百合や萌えを敬遠している人にほどオススメしたい作品だ。

TVアニメ「ゆるゆり」スペシャルサイト

最後に

以上3つのアニメを紹介した。アニメというのは、現実を忘れる癒しでもあり、向き合うきっかけにもなる。僕は色んな人が色んなアニメを知れたら良いなあと思う。そしたら、すぐに仲良くなれるし。

今後、追加したり、新しくまとめて紹介したいので、ぜひチェックしてほしい。

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